LINEが止まったら売上も止まる?UTAGE・Lステップ・エルメ・systeme.ioを比較

NoteやPDFが少し売れた。次はLINEへ案内して、講座や個別相談も販売できるかもしれない。

そう考えたとき、候補に挙がりやすいのがUTAGE、Lステップ、エルメ、systeme.ioです。検索すると、どのサービスも「自動化」「顧客管理」「売上アップ」を掲げています。ところが、この4つは同じ種類のツールではありません。

違いを知らずに選ぶと、必要のない高機能へ毎月数万円を払い続けたり、反対に、LINE公式アカウントが使えなくなっただけで顧客への連絡手段まで失ったりします。

この記事では、機能の多さではなく、「自分の顧客と売上を、どこに置くことになるのか」という視点から4サービスを比較します。料金や機能は2026年9月1日に確認した公式情報を基準にしています。

最初に区別したいこと

Lステップとエルメは、LINE公式アカウントを強化するツールです。UTAGEとsysteme.ioは、販売ページ、決済、メール、商品提供までをまとめる販売基盤です。ここを混ぜると、自分に必要なサービスが見えなくなります。

4サービスは、同じ仕事をするツールではない

サービス主な役割LINE公式アカウント販売ページ・決済・商品提供
UTAGE国産の販売・配信基盤併用できる一通り対応
LステップLINE配信・分析の高度化必要販売基盤は別途検討
エルメLINE自動化・予約・簡易販売必要Stripe・UnivaPay決済に対応
systeme.io海外製の販売・メール基盤不要一通り対応

Lステップやエルメを選ぶ人は、「LINEをもっと便利に使いたい」と考えています。UTAGEやsysteme.ioを選ぶ人は、「販売の仕組み全体を作りたい」と考えています。似て見えても、出発点が違います。

Lステップやエルメを入れても、LINEの規約は消えない

LINE公式アカウントのガイドラインでは、ネット関連ビジネスの情報商材について、「儲かる・儲ける」などをうたって集客し、メルマガ、動画、セミナーなどへ誘導するケースが掲載できない例として示されています。

これは、PDFやオンライン講座ならすべて禁止という意味ではありません。問題になりやすいのは、「誰でも簡単に稼げる」「必ず元が取れる」「残り数名」と判断を急がせ、実態の見えない高額契約へ誘導する設計です。

重要なのは、LステップやエルメがLINE公式アカウントの外側にある安全地帯ではないことです。どちらもLINEを土台として動きます。配信や分析を便利にしても、LINE側の規約や審査は引き続き適用されます。

LINE公式アカウントガイドライン

Noteから高額商品へ案内する際の規約と消費者トラブルについては、Note収益化で高額商品を売る前にで詳しく整理しています。

LINEが止まると、何が止まるのか

LINE公式アカウントが使えなくなったとき、単にメッセージが送れないだけなら、別の連絡方法へ切り替えられます。しかし、登録者、購入前の説明、申込み、購入後サポートまでLINEだけで行っていると、事業の入口から出口までが同時に止まります。

  • 新しい見込み客へ案内できない
  • 既存顧客へ連絡できない
  • 購入者へ納品や予約変更を知らせられない
  • 登録者のメールアドレスを持っていない
  • どの商品を誰が買ったか、別の場所で確認できない

LINEが悪いのではありません。問題は、一つの外部サービスへ顧客との関係を全部預けることです。売上が増えるほど、この依存は大きな事業リスクになります。

料金と機能を比較

項目UTAGELステップエルメsysteme.io
入口料金14日間無料
標準月額21,670円
無料プランあり
有料は月額5,000円から
無料プランあり
有料は月額10,780円から
無料プランあり
LINE配信対応強い対応標準では非対応
メール配信対応中心機能ではない中心機能ではない対応
販売ページ対応別サービスも検討フォーム・商品販売あり対応
講座・会員サイト対応別途用意用途により別途用意対応
向いている段階売上があり、本格運営したいLINE登録者が既に多い低予算でLINEを自動化したい初めて販売導線を作る

料金とは別に、LステップとエルメではLINE公式アカウント側の料金が発生する場合があります。「エルメ側で配信数無制限」と表示されていても、LINE公式アカウント側の送信上限や料金までなくなるわけではありません。

systeme.ioは公式ページの表示地域や申込み経路により料金表が異なる場合があります。契約時には、実際の申込み画面に表示される金額と通貨を確認してください。

UTAGEが解消するのは「複数サービスをつなぐ不安」

UTAGEは、販売ページ、決済、メール・LINE配信、会員サイト、講座、顧客管理、自動化を一つにまとめたい人向けです。日本語環境で高額講座や継続商品を本格運営したい場合、複数サービスをつなぐ手間を減らせます。

一方、まだ商品が売れていない段階では月額21,670円が先に固定費として発生します。「いつか使うかもしれない機能」のために契約すると、売上より先に費用だけが積み上がります。

UTAGE公式機能・料金案内

Lステップが解消するのは「誰に何を送ればよいか分からない不安」

Lステップは、友だちをタグや行動で分け、適切な内容を配信し、反応や成約を分析することに強みがあります。既にLINE登録者が多く、一斉配信だけでは顧客の違いを扱えなくなった事業者に向きます。

反対に、まだ登録者がほとんどいない場合、高度な分析機能が売上を生むとは限りません。また、Lステップの利用料とは別に、販売ページ、決済、講座提供などを用意する可能性があります。

Lステップ公式料金・機能表

エルメが解消するのは「低予算でLINEを自動化したい不安」

エルメには無料プランがあり、タグ、ステップ配信、フォーム、予約、商品販売などを小さく試せます。StripeとUnivaPayに対応しているため、LINE内の案内から決済へつなげたい人にも候補になります。

実際の登録からLINE公式アカウント連携、フォーム回答によるタグ分岐、あいさつが2通届いたときの直し方は、エルメとLINE公式アカウントを実際につないだ手順で確認できます。

無料で始められても、LINE公式アカウントへの依存は残ります。また、講座の提供方法や長期的なメールリストをどう持つかは、別に設計する必要があります。

エルメ公式料金・機能案内

まず無料でエルメの画面を確かめる

LINE公式アカウントを作成済みなら、エルメを接続して、タグやフォーム、メッセージの自動化を試せます。

エルメの無料登録画面を見る

※このリンクは紹介リンクです。登録前に最新の料金と利用条件をご確認ください。

systeme.ioが解消するのは「売れる前から固定費を払う不安」

systeme.ioは、無料プランから販売ページ、メール配信、自動化、講座、会員サイトなどを試せます。LINEを使わず、メールアドレスを得たうえで、販売から商品提供までをまとめたい人に向いています。

弱点は、海外サービス特有の画面や日本語、Stripe接続、税金・セキュリティ申告などで迷いやすいことです。レベニューマップでは、実際に200円を決済し、PDFがメールで届くまで検証しています。

systeme.ioとは?無料プラン・料金・できることを実購入で検証

LINEに頼らない販売導線を無料で試す

販売ページ、メール、決済、商品提供を一つの管理画面で試したい人は、systeme.ioの無料プランから始められます。

systeme.ioの無料登録画面を見る

※このリンクは紹介リンクです。登録前に最新の料金と利用条件をご確認ください。

どれを選べばよいか

  • 初めてPDFや教材を売る:systeme.io
  • 低予算でLINE予約・配信を自動化する:エルメ
  • 既に大きなLINEリストがあり、分析を深める:Lステップ
  • 講座・コンサルを日本語環境で本格運営する:UTAGE
  • 「必ず稼げる」系の商品をLINEで売りたい:ツールを選ぶ前に、商品表現と販売方法を見直す

最も高機能なサービスが、今の自分に最適とは限りません。既に持っている顧客数、商品価格、月間売上、必要な配信方法から逆算します。

LINEが止まっても売上を止めない基本設計

一つのサービスへ全部預けない

X・検索・Note → 自社サイト → 同意を得たメール登録 → 販売ページ・決済 → メールまたは会員サイトで商品提供

LINEは、許可された範囲での案内やサポートに使います。LINEが一時的に使えなくても、購入者のメール、決済記録、商品提供場所が残る設計にします。

  • 独自ドメインのサイトを持つ
  • 登録目的を説明し、同意を得たメールリストを持つ
  • 購入者と決済記録を別の管理画面でも確認できるようにする
  • 納品や会員サイトをLINEだけに置かない
  • 解約、返金、問い合わせ方法を販売前に表示する

PDF販売に必要な仕組みを最初から確認する場合は、PDFをネット販売するには?個人が決済・自動送信まで作る7ステップから進めます。

よくある疑問

情報商材はLINEで一切販売できないのですか?

商品名だけで一律に判断できるものではありません。ただし、「儲かる」「誰でも簡単」「必ず成功」などを強調して、実態の見えないメルマガ、動画、セミナー、高額契約へ誘導する設計は、LINEの掲載不可例や消費者トラブルに近づきます。

Lステップやエルメを使えばLINE停止を避けられますか?

避けられるとは限りません。どちらもLINE公式アカウントを土台としているため、LINE側の規約、審査、配信制限が適用されます。

一番安く始められるのはどれですか?

エルメ、Lステップ、systeme.ioには無料プランがあります。ただし、LINE公式アカウント料金、決済手数料、独自ドメイン、メール送信など、周辺費用を含めて比較する必要があります。

UTAGEは初心者には早すぎますか?

既に販売する商品と見込み客があり、月額費用を回収できる見通しがあるなら候補になります。商品も顧客もない段階では、無料プランのあるサービスで販売を一度経験してからでも遅くありません。

選ぶ順番を逆にしない

新しいツールを見ると、機能を使えば売上が増えるように感じます。しかし、ツールが作るのは配信や販売の仕組みです。誰のどんな悩みを、いくらの商品で解決するのかまでは決めてくれません。

先に決めるのは、商品、顧客、販売後の約束です。そのあとで、LINE中心ならLステップかエルメ、販売全体をまとめるならUTAGEかsysteme.ioを選びます。

顧客との関係を一社の都合だけで失わないこと。売上が小さいうちから、この設計を入れておく方が、後から何千人もの登録者を移すより簡単です。


本記事は各社の公式情報をもとに、サービス選びの一般的な考え方を整理したものです。料金、機能、規約、審査基準は変更されることがあります。申込み前に各公式サイトの最新表示をご確認ください。

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