BrainとTipsはどっちで売る?紹介報酬50%で販売者に残る金額と規約の違い

同じ1万円でも、手元に残る額が違う

自分のノウハウを記事にして売りたい。できれば、読んだ人にも紹介してもらいたい。有料記事の販売サービス「Brain(ブレイン)」と「Tips(ティップス)」には、専用リンクから売れたときに紹介者へ報酬を渡す仕組みがあります。どちらを選ぶかで、販売者の手元に残る金額も変わります。

ところが、1万円の商品を紹介報酬50%で販売すると、販売者に残る概算はBrainが2,600円、Tipsが4,300円。手数料だけならTipsが有利に見えます。

ただし、Tipsには見落としやすい制限があります。外部サイトへの商用誘導や、購入後にLINE、コンサル、別サイトなどで商品本体を渡す使い方はできません。金額だけで決めると、売りたい商品そのものが規約に合わないことがあります。

選ぶ基準は「手数料が安い方」ではありません。
商品を記事内だけで完結できるか、紹介者に広げてもらいたいか、購入後も自分の販売導線につなげたいか。この3点で答えが変わります。

BrainとTipsは、何が似ている?

BrainとTipsは、文章や画像を使った有料コンテンツを販売できるプラットフォームです。販売者が商品ごとに紹介報酬を設定し、紹介リンクから売れた場合に紹介者が報酬を受け取る仕組みもあります。

自分のフォロワーだけに売るのではなく、購入者や紹介者の発信から商品が広がる可能性がある。この点はNoteとの大きな違いです。

共通する機能有料記事の販売、紹介報酬の設定、紹介リンク、レビュー、無料記事
向きやすい商品手順書、テンプレート、実践教材など、解決する問題がはっきりしたコンテンツ
注意点紹介報酬を高くするほど売れるとは限らない。紹介者が薦めたい内容と、販売者に残る利益の両方が必要

1万円の商品が売れたら、いくら残る?

まず、紹介者を使わずに1万円の商品が売れた場合です。出金時の振込手数料や税金は含めず、販売時に差し引かれる料金だけを計算します。

サービス販売時の料金販売者に残る概算
Brain・直接販売1万円の12%=1,200円8,800円
Tips・直接販売1万円の14%=1,400円8,600円

直接販売だけを比べると、Brainの方が200円多く残ります。大きな差が出るのは、紹介経由で売れたときです。

紹介報酬50%で売れた場合

サービス計算販売者に残る概算
Brain10,000円-利用料金2,400円(24%)-紹介報酬5,000円2,600円
Tips販売者分5,000円-販売手数料700円(14%)4,300円

Tipsの規約では、販売者と紹介者がそれぞれ自分の売上代金に対して14%の販売手数料を負担します。紹介報酬を50%に設定した場合、販売者分は5,000円。その14%にあたる700円を差し引くと4,300円です。紹介者側も、報酬5,000円から14%を差し引いた4,300円が出金前の金額になります。

Brainでは、紹介者を利用した販売の利用料金が売買代金の24%です。そこから販売者が設定した紹介報酬も引かれるため、50%還元では2,600円が残ります。

紹介販売の金額だけなら、Tipsの方が販売者に多く残ります。
しかし、これは「Tipsなら何でも売れる」という意味ではありません。次の規約差の方が、サービス選びには重要です。

Tipsで特に注意したい「外へ誘導できない」規約

Tipsの有料記事は、決済後に表示される有料部分だけで商品をすべて提供できる状態にする必要があります。別途のやり取りが必要な商品や、外部サイトのコンサルティングを主な商品にする使い方は禁止されています。

さらに、外部アフィリエイトリンク、報酬目的の紹介コード、自分の販売サイト、外部サービスへ誘導する目的の記載も原則禁止です。

「Tipsで決済だけ受けて、購入後はLINEへ」は危険です。
有料部分に「続きはLINEで」「面談は外部サイトから」「教材は別ページで受け取ってください」と書く販売方法は、規約に合わない可能性が高い使い方です。

つまりTipsは、記事内で完結するノウハウ販売には使いやすい一方、入口商品から相談、講座、別商品へつなぐ販売システムとして自由に使える場所ではありません。

Tipsプラスは月500円。高額販売の前に確認したい

通常会員は無料で、有料記事、紹介報酬、クーポン、プレゼントリンクなどを利用できます。通常会員が販売できる価格は1記事・1セットにつき5万円までです。

月額500円のTipsプラスでは、最大20万円までの販売、100MBまでのファイル、数量限定販売、販売期限、予約公開、PDFダウンロード、コピーガードなどが使えます。

通常会員月額無料/販売手数料14%/振込手数料550円/最大5万円
Tipsプラス月額500円/販売手数料14%/振込手数料330円/最大20万円
出金条件売上代金が5,000円以上。出金前にSMS認証が必要

振込手数料の差は220円です。手数料差だけを目的にプラス会員へ入るなら、毎月出金しても月額500円を回収できません。5万円を超える商品や限定販売、ファイル容量など、必要な機能があるときに検討するプランです。

法人はTipsに登録できない

Tipsの利用規約では、法人は利用できないとされています。個人で販売を始め、その後法人化する予定があるなら、将来も同じ販売場所を使えるかを先に考えておく必要があります。

屋号で活動している個人事業主と法人は同じではありません。登録時の事業形態や本人情報で迷った場合は、自己判断で名義を変えず、Tips運営へ確認するのが安全です。

審査があるのは、怪しいサービスだからではない

Tipsは記事の審査を行い、公開後の記事を再審査で停止する場合もあると案内しています。著作権侵害、虚偽の売上、実際には行わない値上げ予告、外部決済への誘導などについて、具体的な禁止例も公開されています。

厳しく見える一方で、購入者と販売者を守るための線引きでもあります。「絶対に儲かる」「今だけこの価格」といった言葉を使えば売れるわけではありません。根拠がない数字や、実行する予定のない値上げ予告は避けます。

Brainが向く人、Tipsが向く人

Brainを検討しやすい人紹介者を使わない直接販売が中心/Brain上のレビューや紹介文化を利用したい/すでにBrainの記事や販売実績がある。
Tipsを検討しやすい人記事内で商品提供が完結する/紹介経由の手残りを重視する/数量限定や販売期限、PDF化、コピーガードを使いたい。
どちらも慎重に考えたい人購入後に外部の講座、LINE、個別相談へ誘導したい/法人で販売する/顧客のメールアドレスを自分で管理したい。
Noteも候補になる人無料記事や体験談から読者との関係を作り、まず少額商品への反応を確かめたい。

「紹介者が売ってくれる」だけで選ばない

紹介報酬50%は魅力的に見えます。しかし販売者にとっては、売上の半分を広告費として先に決めることです。

紹介者がいなければ届かなかった人に商品が売れるなら意味があります。反対に、自分のフォロワーが紹介リンクを踏んだだけなら、直接販売より利益が減ります。

  • 紹介報酬を引いても、問い合わせや更新に使う利益が残るか
  • 紹介者が誇張しなくても薦められる商品説明になっているか
  • 購入者が有料部分だけで商品を受け取れるか
  • 外部サイトやLINEへの誘導が商品提供の前提になっていないか
  • 返金条件、更新範囲、問い合わせ先を購入前に示しているか
  • 自分や他人のコンテンツを無断で再利用していないか

最初の販売先は、商品の「次」に合わせて決める

有料部分を読んで完結する商品なら、BrainやTipsの紹介機能を生かせます。無料発信から少額商品へ進んでもらうなら、Noteも入口になります。

購入後にメールを届け、別の商品、講座、個別相談へ段階的につなげたいなら、プラットフォーム内の記事販売とは別の設計が必要です。systeme.ioのような販売システムも候補になりますが、決済会社と各サービスの規約に合う商品であることが前提です。

BrainかTipsかを決める前に、購入後の一歩を書き出してください。
記事を読んで終わるならTipsも有力。紹介文化を使いたいならBrain。読者との関係を育てたいならNote。自分の顧客導線を持ちたいならsysteme.ioなどを検討する。この順番なら、手数料だけで販売先を間違えにくくなります。
本記事は公式サイトと利用規約を基に、販売時の概算を示したものです。手数料、紹介条件、価格上限、禁止事項は変更される場合があります。販売前に最新の規約と管理画面をご確認ください。特定の商品や収益を保証する内容ではありません。
Tipsの手取りも確認

Brainとの比較に加えて、Tipsの出金条件・振込手数料・入金日を具体的に計算できます。

Tipsの手数料と手取りを計算する →
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